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ジェーンの物語
伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織
ローラ・カプラン著
塚原久美訳
書肆侃侃房
2024年
実在した違法中絶地下組織<ジェーン>にまつわる
今まで語られなかった衝撃の歴史とシスターフッドの物語
妊娠して困ってない? <ジェーン>に電話して!
中絶が違法だった半世紀前の米国シカゴ。
女たちが女たちを助けようと立ち上がった違法の地下組織「ジェーン」。安全な中絶手術を求め駆け込んだ女性たちの数は推定1万1000人。激動の歴史を赤裸々に描いた衝撃的なノンフィクション。
1960年代から、1973年に最初の合法的な中絶クリニックが開設されるまで米シカゴで活動した地下組織<ジェーン>。当初はカウンセリングと中絶施術者の紹介を行っていたが、自分たちで中絶手術の技術を学び、推定1万2000人の女性に安全な中絶手術を提供した。多くの人々を救うと同時に、女性の権利に関する社会的な議論を呼び起こした。
「願っていたのは、この歴史を読むすべての人が私たちの中に自分自身を見いだし、「私もこうしていたかもしれない」と思ってくれること」(本文より)
「個人的な回想と、<ジェーン>のメンバーや顧客、中絶を行った医師たちへのインタビューをもとに、この急進的なグループの詳細な歴史をみごとに描いている……女性史におけるドラマチックで重要な作品である」 ―パブリッシャーズ・ウィークリー誌
「『ジェーンの物語』は、女性が自らの物語を語ることを求めるフェミニズムの理論と歩調を合わせた女性史の一部である。女性の権利運動において、重要でありながら見過ごされがちな瞬間を人々に思い出させる役割を果たしている。」 ―シアトル・ウィークリー誌
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