水子供養
商品としての儀式
近代日本のジェンダー/セクシュアリティと宗教
​明石書店 2017

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1970年代に始まり一時期ブームとなった水子供養を、米国の宗教学者が「商業主義」「ジェンダー」の側面に着目し分析。水子供養は宗派を超えた儀式であり、仏教だけでなく、新宗教や神道、霊能者などがその担い手であること、過去の仏教の中絶への理解と現代の水子供養とは大きな断絶があること、週刊誌等を使っての派手な宣伝活動により、女性の恐怖心や罪の意識をあおり、供養が商品化されたこと、その背景には胎児中心主義的レトリック、母性イデオロギー、ジェンダー間の対立があることなどが明らかにされる。ヘレン・ハーデカー著

明石書店 2017年